254 進化する女

2021年6月に今のアパートに引っ越した。母子家庭絶賛進行中。

2番め夫にビクビクしながら暮らさなくて良くなるとホッとした。子どもは中学生。イオンのマイバスケットいっぱい買った食料品を持っていけるくらいの体力はある。背も高くなり、物干しに干した洗濯ものに手が届く。夕方には洗濯ものを取り込んでくれたり、雨なら物干しざおを入れることもできるまでになり頼もしい。

でも、それでも大人の男手がないことで困ることもある。

部屋の模様替え

住んでから半年くらい経ったとき、自分の寝室を南部屋から北部屋にしようと思いたった。平日昼間はいないし、土日はリビングで過ごすから、寝室に日光を求める必要がない。

というわけで、家具の移動となった。でも子どもには家具を運ぶほどの力はない。試しに二人でやるとどうしても引きずってしまう。賃貸の家で家具を引きずってはいけない。タンスは引き出しを全部出し、ベッドは分解して運んだ。

絨毯を皺なく敷くのも、大人の手があったほうが良い。だから、部屋のじゅうたんはなんとなく皺が寄っている。

『くらしのマーケット』で「家具の移動」という商品が売れるのも納得する。

雪かき

2022年はじめ。関東地方で大雪が2回ほど降った。1回目のとき、雪かきスコップがなく、植物の移植ごてで車の雪下ろし!氷になっていたのでえらく時間がかかる。

2回目は流石に雪かきスコップを買ってはいた。ベランダまで雪が積もり、雨よけカーテンをかけていた物干しが折れた。まあ、そんなときの後片付けにはやはり男手があれば嬉しい。

防犯対策

夜の戸締まりは何度も確認する。その他地震や停電。突発的な災害はもうひとり大人がいると心強い。

少し前に「親ガチャ」という言葉が流行った。小室眞子さんの一件で、佳子さまが「お母様は納得して(自分で望んで)皇室に入ったのでしょうが、私達は親を(家庭を)選べない」と紀子様に食ってかかったとどこかの記事で読んた記憶がある。子供は親を選べないから可愛そうだ、と子供側からの精一杯のアピール。

子どもにとって、男手に2度も去られ、家具1つ動かせない私はどんな親だろう。1000円ガチャのビリビリキーホルダーだろうか?

でもね、自身が苦労して得たことや、私が苦戦していたことを見ていてくれれば、きっと子どもの将来、どこかで役に立つと信じている。

今はビリビリキーホルダーかもしれないが、男手がなくても高額商品の鍵に進化してやる!

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