273 命

結婚離婚

勤め先でお世話になっている会計士Hさん。今の社長に代替わりしたときにはもういらしたらしいので、30年くらい会社を見ているのか。毎月2回会社に来て帳簿整理、給与計算、税金、決算。一昨年税務署の調査が入ったときも立ち合ってくださった。

今日、Hさんと経費精算のことで話していたら、明日から金曜日まで仕事をおやすみすると言われた。いつ電話しても大体事務所にいる方が、長期休みなんて珍しい…

不思議に思ってたら、

「主人が亡くなったんです」

お孫さんが二十歳前後だから、多分60代くらい?ご主人もそれくらいだろう。病気で入院していたのだが、容態が急変して先週末亡くなったと。

毎月変わらず会社にいらして、時に私の愚痴にも付き合ってくれて、でも家のことで苦労や心配があったと考えると涙が出てきました。ご主人には勿論お会いしたことはありません。でもHさんの仕事に理解を持っていらした方なんだなと思いました。

私は4年前再婚した時、今度は人生の最後までパートナーと一緒に暮らしたい、どちらかがどちらかの死を看取るまで夫婦として生活したいと思って選びました。選んだはずでした。

連れ子がいたから?

パチンコ依存だったから?

私が年上だったから?

いずれにせよその思いは叶わなかった。

出会いと別れはセットになっている。わたしの出会いは2回ともたまたま別れが早く来ただけ。

でも、別居1年後にこんなことを言う人だったら、早めの別れが来て正解だったのかもしれません。

今度は私を大事にしてくれる人、私も大事にしたいと思える人との縁を繋ぎたい。

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